『ACTION READING』で攻めの読書をしよう
読書『ゼロ秒思考』などの書籍の著者で有名な赤羽雄二さんの『ACTION READING』という本を読みました。
読書術に関する本は何冊か読んだことがあるのですが、受け身の読書をせずに攻めの読書をするという考え方は、とても新鮮な考え方でした。
「本を読みたいけど全然時間が取れない」という人はぜひこの本を読んでみてください。読書量ではなく、読書を行動に移す、そんなやり方を知ることができます。
受け身の読書をしない
Youtubeやテレビをだらだら見ても、ほとんど得られるものはありません。読書も同じで、ただ読んだだけでは、得られるものが少ないです。この本では、そういった受け身の読書をするのではなく、攻めの読書をすることを提案しています。
攻めの読書を一言でいうと「読書量を制限して、読書後の行動につなげる」ということです。ただ読書をするのではなく、いかに本から自分の行動を変えるか、が重要です。
読書後の行動、つまりアウトプットが重要だということです。この考えを知ってから、読書とアウトプットは必ずセットとするようにしました。
アウトプットするためには、以下の2つが重要です。
意識すること1:なぜこの本を手にとったのか
本を読む目的が何かしらあるはずです。それを意識して読むのと、意識せずに読むのとでは、得られるモノが変わってきます。本を読む前に、改めて「なぜこの本を手にとったのか」「この本を読んで何を得たいのか」を意識することが大切です。
これによってインプットの質を高めることができます。正直、本を読む目的が果たせたのであれば、それ以上その本を読まなくても良いと思います。大抵の本は、主張したいことが1つで、それ以外は蛇足だったりします。目的が果たせたのであれば、それ以上欲張ってもメリットは少ないです。
意識すること2:何らかのアウトプットをする
Twitterに感想を書いたり、ブログを書いたり、何でもOKなので、必ずアウトプットをするようにします。ブログを書いても誰にも読まれないかもしれませんが、公開されているところに書くというのは、それだけで少し身が引き締まります。そういった外的な要因も利用するのも良いです。
ブログを書くのに、以下の記事が紹介されていました。この記事はとても参考になります。(……が、自分には30分で3000字書くのはまだまだ難しいです)
情報を得るには、インターネット or 読書 ?
最近では、多くの情報をインターネットから得ることができます。インターネットの方が情報が新しいことが多く、情報量自体も多い気がします。そういった中で書籍から情報を得ることにはどういったメリットがあるのでしょうか。
この本では、インターネットと書籍について以下のように特徴が書かれていました。
- インターネットは、新しい情報を得ることに適している
- 一方で、短い時間と浅い知識で書かれたものが大半
- 真偽が怪しいものもある
- 書籍は、体系立てられた知識になっている
- 多くの人の編集・監修をもとに書かれている
こういった特徴を踏まえて、適した媒体で情報を得ることが大切です。
まとめ
なぜ読書をするのか、その基本に立ち返って考えることをこの本が教えてくれました。読書すること自体が目的ではなく(もちろん趣味での読書も楽しむためには良いのですが)、読書しただけで終わらずに、いかにアウトプットにつなげるかについて考えさせられました。