DoozyUIのセットアップと画面遷移のやりかたの紹介

Doozy UIは、Unityの有料アセットです。

$65とそこそこの値段のアセットですが、セールされることも多いので、そのときに買うのが良いかもしれません。

この記事では、Doozy UIを使って、以下のようなフッターのボタンで画面を切り替える方法を紹介します。

フッターボタンで画面を切り替える

DoozyUIのセットアップ

Unityプロジェクトを立ち上げたら、はじめに Package Manager からDoozyUIをImportします。

Package ManagerからDoozyUIをImportする

すると、Importのウィンドウが表示されるので、そのままImportボタンを押します。

DoozyUIパッケージのImport

Importが済むと、以下のようなウィンドウが出ます。DoozyUIを使用するには、DOTweenが必要とのことです。

インストールの案内ウィンドウ

ということで、DOTWeenをPackage Manager からImportします。

DOTween の Impoort

DOTweenのImportが完了すると、DoozyUIのインストール案内ウィンドウが以下のような表示に変わります。

DoozyUIのインストール案内ウィンドウ

インストールの準備が整ったので、あとは「Install」ボタンを押してインストールを完了させます。

これで、DoozyUIのセットアップが完了しました。

フッターボタンで画面を切り替える

Canvas を用意する

まず、最初にDoozyUIのCanvasをプロジェクトに追加します。UIのCanvasではなく、DoozyUIのCanvasを選びます。

そして、Canvasの「Render Mode」を「Screen Space – Camera」に、「Render Camera」に「Main Camera」を指定します。

DoozyUIのUICanvasの追加と設定

フッターにUIButtonを配置する

ホーム画面・詳細画面・設定画面をボタンで切り替えるようにします。

画面を切り替えるためのボタンをフッターに用意します。

DoozyUIのUIButtonを3つ画面内に配置して、それぞれのボタンのテキストを変更しておきます。

フッター部分にUIButtonを配置する

それぞれのボタンをDoozyUIのデータベースに登録します。

Tool > Doozy > Control Panel を開きます。

DoozyUIのControl Panel

そして、Buttonsタブを選んで、Generalに3つのボタンを定義します。名前は適当でOKです。ボタンの追加が終わったら、Saveボタンを押しておきます。

ButtonsのGeneralに3つのボタンを追加

DoozyUIのデータベースにボタンの定義を追加したので、最後にプロジェクトのUIButtonに対して、上記の定義を割り当てます。

UIButtonコンポーネントのButton Category と Button Nameを指定する

これでプロジェクト内のUIButtonとDoozyUIデータベースの設定を関連付けることができました。

画面(View)を用意する

つぎに、ホーム画面・詳細画面・設定画面を用意します。

画面はDoozyUIのUIViewを使います。3つのUIViewを追加して、わかりやすいようにImage>Colorを変更しておきます。

また、それぞれのUIViewにTextを追加してテキスト表示もさせています。

3つのUIViewを追加する

UIViewも、UIButtonと同じようにDoozyUIデータベースと関連付けを行います。

DoozyUIのControlPanelを開いて、Viewタブに以下のように設定します。

ControlPanelのViewsに3つのViewの定義を追加する

そして、プロジェクトの各UIViewに対して、上記定義を割り当てます。

UIViewコンポーネントのView CategoryとView Nameを指定する

最後に、Viewの表示アニメの設定をしておきます。

今回は、表示時に0.01秒でフェードイン、非表示時に0.01秒でフェードアウトでアニメーションさせます。

インスペクターパネルの「Show View」と「Hide View」に以下のように設定します。

表示・非表示のアニメーション設定

Nody画面遷移させる

ここまでで各要素の準備ができたので、ここから実際にDoozyUIを使って画面遷移をつくっていきます。

まずは、DoozyUIのControl Panel からNodyを起動します。

DoozyUIのControl PanelからNodyを起動

起動したら、「Graph」から新規グラフを作成します。作成すると以下のような表示になります。

Nodyで新規Graphを作成後の状態

まず、起動したらHome画面を表示させたいので、右クリック>Create Node>UINode でノードを追加して、Startノードとつなぎます。

Startしたら遷移するようにノードを繋ぐ

今回は、Home画面・詳細画面・設定画面の遷移をつくるので、それぞれのUINodeをつくります。また、UINodeの名前をインスペクターパネルで指定しておきます。

3つのUINodeを追加

次に、遷移をつくっていきます。

Home画面から、Descriptionボタンを押したら、詳細画面へ遷移させます。Home NodeにDescriptionボタンを追加して、そのボタンとDecription Nodeをつなぎます。ボタンの追加は、Home Nodeを選択した状態で、インスペクターパネルの「OUTPUT CONNECTING」で指定します。

同様に、Home画面から設定画面への遷移もつくっておきます。

Homeからの遷移

あとは、同様に詳細画面からの遷移、設定画面からの遷移もつくります。

Description , Setting からの遷移

これで遷移は完成です。

あとは、Home Nodeに入ってきたときに「Home Viewだけを表示させて、他は非表示させる」ようにします。インスペクターパネルの ON ENTER NODE で設定をします。

Description NodeやSettings Nodeも同様に設定します。

入場時にViewの表示を切り替える

これでNodyの設定は完了です。Saveしておきます。

さっそく実行してみます。

画面の切り替え

まとめ

Doozy UI のセットアップ方法と簡単な画面遷移の方法を紹介しました。

DoozyUIをつかうことで、C#スクリプトを書かなくても、簡単な遷移をつくることができました。

また、今回は紹介しませんでしたが、DoozyUIには多彩なアニメーションが用意されています。アニメ付きの画面遷移を細かくつくり込みたい場合などでは、便利に使えるのではないでしょうか。