eagle と GoogleDrive を連携して、一生育てるライブラリをつくろう

この記事では、PCのファイル管理の考え方egale とオンラインストレージを使った管理方法を紹介します。また、GoogleDrive と eagle を連携させる方法と、実際に使用した感想を紹介します。

パソコンのファイルは、写真・動画・音声などの「素材」と、アプリ開発・動画編集などの「素材を利用するもの」に分けられます。そして「素材」は、大量のファイルを収集・検索しやすいように管理が必要です。この素材ファイルを eagle を用いてライブラリ化します。

また、「素材」は収集されて増えていき、ライブラリが育っていきます。パソコンの内蔵ストレージでライブラリを管理してしまうと、パソコンが壊れたり、入れ替える時に、これまで育てたライブラリが失われてしまいます。そこで、eagle ライブラリをGoogleDriveなどのオンラインストレージと連携させて、一生育て続けれるようにします。

eagle は永久ライセンスなので、一度購入してライブラリを構築すれば、今後ずっとファイル管理に困ることなく運用ができるようになります。ぜひ、この記事を読んで、ご自身の環境でも試してもらえたらと思います。

ファイルは「素材」と「素材を利用するもの」に分けられる

パソコン中には、大量のファイルがあります。そして、それらは「素材」と「素材を利用するもの」の2つに分けられます

「素材」と「素材を利用するもの」に分けられる

また、それらには以下のようなファイルの特徴があります。

 素材  素材を利用するもの
  • 大量のファイルを扱う
  • 他からファイルが利用される
  • 探しやすいように整理が必要
  • PCが変わっても使う
  • 開発用のアプリを通してファイルを扱う
  • 他からファイルが利用されることがない

このように、同じファイルでも、それぞれ役割が異なります。ですが、多くの人は、Windowsではエクスプローラー、MacではFinderというデフォルトアプリで、それらの役割の異なるファイルを管理しているのではないでしょうか。

役割が異なるものを一緒にして管理しているので、ファイルが増えていくと途端に、パソコン内のファイルがごちゃごちゃになってしまいます。

素材は eagle を使ってライブラリ管理しよう

そこでまず、「素材」と「素材を利用するもの」を分けて管理します。「素材」は、大量のファイルを扱ったり、他から利用されるという特徴からファイル管理の重要性が高いです。一方で、「素材を利用するもの」は、特定の用途でしか使用しないため、ファイル管理はそれほど重要にはなりません。UnityとかFlutterとか開発ソフト側でファイル管理がサポートされているものもあります。

つまり、必要なのは「素材」のファイル管理です。ファイル管理には eagle というアプリを使います。eagle は多くの種類のファイル管理をサポートしており、素材を効率よく収集・検索・再利用できます。

eagle は以下のサイトからダウンロードして、30日間無料で試すことができます。$29.97と安価で買切りタイプのライセンスなので、試してみて気に入れば、購入もオススメです。

また、eagle については、以下の記事で以前に紹介しています。

オンラインストレージと連携して、ライブラリを育て続けよう

「素材」は、撮影したり、Webから収集したりして、どんどん増えていきます。それに合わせて eagle のライブラリも育っていきます。このライブラリをパソコンの内蔵ストレージで管理することもできますが、もしパソコンが壊れたり、パソコンを入れ替える時に、せっかく育てたライブラリが失われてしまいます。また、パソコンを複数台使ったり、複数人でライブラリを共有したりしたいケースもあります。

そこで、eagle のライブラリをGoogleDriveなどのオンラインストレージ上に置くようにします。

こうすることで、パソコンを買い換えても同じライブラリをそのまま使えますし、WindowsでもMacでも同じようにライブラリを使えます。そして、そのライブラリはバックアップされているためパソコンが壊れてもファイルが失われることがありません。

最近ではオンラインストレージも月額 数百円〜千円程度で使えますし、eagleは安価で買切りライセンスで使えるため、低コストで効率よくファイルを管理し続けることができます。この管理を維持しやすいというのがライブラリを育てていく上でとても重要です。費用が高かったり、管理が面倒だったりすると維持していけないですからね。

eagle ライブラリをGoogleDrive上に置いて、どんな環境でも利用できるように

GoogleDrive と eagle の連携方法

実際に、オンラインストレージの GoogleDrive と eagle を連携させる方法について紹介します。OneDrive や Dropbox など、他のオンラインストレージでも基本的には同じ方法でできるかと思います。

1. パソコン版のドライブ機能をダウンロードする

まずは、オンラインストレージの登録を済ませて、パソコンからストレージにアクセスできるようにします。GoogleDriveの場合は、パソコン版のドライブ機能が用意されていますので、それをインストールすればOKです。

インストールが終われば、エクスプローラーやFinderなどから通常のフォルダと同じようにファイルアクセスができるようになります。

2. ドライブのフォルダに eagle のライブラリファイルをコピーする

次に、GoogleDriveのフォルダにアクセスして、そこに eagle のライブラリファイルをコピーします。もし事前に eagle でライブラリを作ったことがない場合は、先に eagle を起動してライブラリを作成してください。

GoogleDrive に eagle のライブラリファイルを置く

最後に、eagle を起動して「ライブラリの切り替え」で、先ほどコピーしたライブラリファイルの場所を指定すれば完了です。

eagle からライブラリを読み込む

3. パソコンのストレージ容量をあけたい場合

eagle は大量の素材ファイルを管理することになります。そのため、ローカルにファイルが残るとパソコンの内蔵ストレージが圧迫されます。私のパソコンは内蔵ストレージが 256GB しかないため、素材ファイルだけでストレージがいっぱいになってしまいます。せっかくオンラインストレージを使っているので、パソコン上にはファイルを保存しないようにして、ストレージを開けるようにします。

GoogleDriveの場合は、設定を開き、以下のように「ストリーミング」を有効にします。

こうすることで、パソコンのストレージを素材ファイルで圧迫することがなくなります。

GoogleDriveをストリーミングモードにする

GoogleDriveとeagleを連携したときの使い心地

オンライン上のファイルにアクセスすることになるので、ファイルを収集したり、検索したりするときのつかい心地が悪くなるのでは?と心配していました。

ですが、eagle を通してファイル管理する上で、ほとんど気になることはありませんでした。eagle の起動も早いですし、ファイル検索などのアクセスもローカルで管理していた時とほとんど変わりません。

ただし、これはインターネットのアクセス速度に影響すると思います。私の環境も載せておきますので、参考にしてみてください。

わたしのインターネットアクセスの環境

まとめ

ファイルを「素材」と「素材を利用するもの」に分けて、「素材」をeagleを使ってライブラリ管理し、そのeagleライブラリをオンラインストレージ上に置いて、育て続けていく方法を紹介しました。

eagleを使うと、素材ファイルの管理が一元化できて、パソコン内がとてもスッキリします。誤ってファイルを削除してしまったり、どこにあるか分からなくなるようなこともなくなります。eagle は1ヶ月無料で使用できますので、興味を持たれたら、以下のリンクからダウンロードしてみて、ぜひ一度試してみていただけたらと思います。