未来を予測するトレーニングをすると自分の意見が持てるようになる
雑記テレビなどに出演するコメンテーターをみていて、自分の意見が言える人と感想しか言えない人がいます。その人たちは何が違うのか、自分はどうしたら意見を持てるようになるのか、について考えてみました。
それは、起こった出来事によって未来がどう変わるのかを予測するトレーニングをしているかどうか、ではないでしょうか。
反応を返すだけの人と意見を言える人
ロシアとウクライナが戦争を始めた、桜島が噴火した、オリンピックで不正があった、などのニュースがあります。
そういったニュースを観た時に、何を思いますか。
「戦争なんて良くない」
「ロシアはひどい」
「鹿児島の人は大変そうだな」
「賄賂を受け取っているなんて最低だな」
そういった反応を持つだけで終わっていませんか。反応は意見とは違います。
特に最近は、多くの情報を簡単に受け取れるようになりました。テレビや新聞だけでなく、SNSやスマートニュースなどのアプリなど、あらゆるところで情報を取得できます。わたし自身、毎日過剰なくらいの情報を受け取って、「良くないな」「素晴らしいな」といった反応だけを返してしまっています。
これがニュースに対する普通の反応だと思います。
一方で、世の中には、そういった出来事に対して、「良くないよ」「素晴らしい」といった反応だけでなく、きちんと自分の意見を言える人がいます。
自分の意見を持つためには、未来を予測してみる
どうしたら、出来事に対して、自分の意見を持てるようになるのでしょうか。
以下、わたしなりに考えてみました。
それは「起こった出来事によって、未来がどう変わるのかを考えているかどうか」だと思います。
たとえば、「ロシアとウクライナが戦争を始めた」というニュースを受け取って、「良くないな」「ひどいな」という感想を持つのは、ただ反応を返しているだけです。そうではなく、その戦争によってこれから世界はどう変わるのだろうか、を考えてみるのです。
「ウクライナは小麦の生産国だから、パンの値段がこれから上がるかもしれないな」
「ウクライナと日本は遠いから、日本には直接影響はないだろう」
「おそらく1週間くらいで戦争は終わるだろうな」
といった感じで。
そして、しばらくするとまた新しい情報が入ってきます。すると、自分が予測した未来が合っていたのか、について答え合わせができます。もし、自分の考えと一致していたら、それは自分が世の中の流れが読めるということ。そして、一致していない場合は、何が原因かを考えてみます。
この未来の予測と答え合わせを日々、繰り返していく。
そうすることで、何かが起こった時にそれに対する対処ができるようになります。このトレーニングを日々しているのか、それともただ反応を返すだけなのか。これが、自分の意見を持てるようになるかどうかの大きな違いだと思います。
いかがでしょうか。